2017年06月26日

真夏の朝にサガリバナ

新都心公園のサガリバナ 005.jpg

梅雨が明けると、突然の真夏がやってきた。夜は狭いアパートの中でねっとりした空気に蒸される。早朝、新都心公園へ散歩。空気はまだ新鮮で、爽やかな風が頬のあたりを軽くたたく。こんな朝には、細いペンで描いたようなサガリバナがよく似合う。思い出すのは、子供の頃の夏休み。草むらをかき分け、昆虫を探していた。誰も友の顔は思い浮かばない。孤独ではあったが、悲しい気持ちは湧いてこない。自由の味かもしれない。あたりには静寂がひたすら立ち込めていた。
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2017年06月17日

トランプ流がはびこるグロテスクな時代

アフリカマイマイ 004.jpg

連日雨が降り梅雨明けが見えない日々。いつものように朝、散歩をしていると、2匹のアフリカマイマイが道を横切っていた。沖縄に住んで間もないころならば、おおぶりでグロテスクなカタツムリにどきっとしたものだが、今では何とも思わない。

 人間界でもグロテスクな物言いが日常と化している。アメリカで大統領候補としてトランプ氏が世に出始めたころは、敵対する者たちからの指摘を「でたらめ」「まったくのウソ」と粗っぽく切り捨てる彼の対応に驚き、「こんな人物は世の良識に叩きのめされ、すぐに抹殺される」と高をくくっていた。ところが、トランプ氏は大統領になり同様の対応を続けても、世間から抹殺される気配はない。

 日本でも似たような現象が起きている。「森友学園問題」に続いて「加計学園問題」をめぐる疑惑が持ち上がっても、政府は判で押しように「法に則って適正に行われた」を繰り返すばかり。最近、与党幹部は、メディアや野党からの追求を「ゲスの勘繰り」と揶揄し、疑惑を持つ方がおかしいという態度。まったくの想像だけの疑惑だけならともかく、合理的な疑いを持てる資料や証言がそろっているにもかかわらず、である。

 真偽はともかく自信を持って言い切り、敵対勢力の主張をつっぱねる。もし、都合の悪い証拠や証言が出たら、その時、適当に言いつくろえばよい。とにかく言い切った者の勝ちなのだ。合理的な疑いに対する誠実さや謙虚さのかけらもない。声の大きな者や、大きな権力を持った者の強引な発言が通るグロテスクな時代である。もちろん、そうした人物を生み出し自由にさせているのは国民であるが。

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2017年06月10日

謙虚さが消えて深まる権力者と忖度の関係

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6月8日、ロシア干渉疑惑について米国のコミー前FBI長官が証言したが、これに関して日本のテレビ番組で法律の専門家が口にしたコメントに違和感を覚えた。前長官はトランプ大統領と2人きりで会い「(捜査について)大目にみてほしい」と言われ、「私が必要なのは忠誠心」などの電話を何度も受けたと証言したことについて、専門家は大統領からの「命令」や「指示」はなく司法妨害があったと判断できないと語っていた。

 確かに言葉の上では「ほしい」は願望であり命令や指示ではない。しかし、自分の人事権や解雇権を握っている上司から、「ほしい」と言われたら事実上の命令と受けとらざるをえない。組織の中で働いた経験のあるものならば、簡単に分かるはずである。おそらく専門家も分っていても、法律としてはこういう論理という意味でコメントを出したのだろう。報道を聞くかぎりでは、米国でも同様の受け止め方をしているようだ。

 法律は権力者に都合よくできていることを実感する。権力者は、持っている権力を使って、直接的に命令や指示をしなくても、いくらでも自分の意志や希望を伝える方法がある。後から、何か問われても、自分は命令も指示もしていないと言い逃れできる。権力者は本来、持っている権力の強さゆえ、たとえ本人にその気がなくても、ちょっとした言動が介入と受け取られかねない。トタンプ大統領の例では、そもそも捜査の独立を守り誤解を招かないため2人で会ったり電話をかけたりしない謙虚さが求められるはず。

 それにしても、米国議会は与党共和党が過半数を占めているにもかかわらず、FBI前長官の議会証言を実現し真相究明をしようとしているところは民主主義国家である。時を同じくして日本でも、国のトップの政治介入が疑われる事件が発覚したにもかかわらず、告発した前文科省事務次官の議会証言をはじめ真相解明の動きはほとんどみられない。与党側は「必要ない」を繰り返すばかりである。まだまだ米国に民主主義のあり方を学ぶ必要があるといわざるを得ない。
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