2019年05月04日

止まらない辺野古新基地建設

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 5月3日、新基地建設が進められる名護市・辺野古をのぞいてみた。連休中とあって作業は止まっているらしく、工事区域の南側にあたる辺野古からは、埋め立て工事の車両はまったく見当たらない。一直線にコンクリートの護岸が、沖に向かって伸びるだけである。

 一方、北側にあたる二見側には、何隻もの作業船が寄り集まっている。軟弱地盤が水面下に広がるといわれる区域だ。深いところでは水面下90メートルに及び、地盤の改良工事が必要だが、これだけ地下深い工事は世界的にも例がないとの専門家の指摘がある。改良工事だけで3年8カ月かかり、その間打ち込まれる杭の数は7万7000本にのぼるという。

 これまで明らかになった防衛省の説明では、納得できるというより疑問が深まるばかりである。「建設可能」を繰り返すばかりで、なぜそう考えるか根拠が示されない。しかも、これだけ重要なことが、なぜ護岸工事が始まってから明らかになり論議されるのか。総予算は数千億円とも1兆円を超えるともいわれる事業についてである。

 大型公共工事の典型例の臭いがプンプンしてくる。莫大な予算を費やす事業にもかかわらず、建設物としてどれだけしっかり調査したのか怪しい。いったん事業が決まれば暴走列車のように突き進み、いかなる問題が見つかろうと決して止まらない。だから、予算も工期もどんどん膨れ上がる。予算を通しやすいように、予算も工期もかなり抑えて発表するという指摘もある。3年8カ月、打ち込む杭の数7万7000本という改良工事はまだ始まる前の計画。公共工事の歴史を知れば、これで済むと信じる人がどれだけいるだろうか。


posted by テツロー at 12:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする