2019年09月28日

8年ぶりに沖縄の観光客減

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 沖縄の観光産業にとって今や政治が、最大の阻害要因になっているのかもしれない。9月27日付の地元紙によれば、8月の観光客数は前年同月比1.6%(1万6700人)減少の102万人。8年ぶりに前年同月を下回った。日韓関係の悪化に伴って韓国からの観光客が44%(1万8500人)減少したことが響いたようだ。

 国と国の関係だから、考え方や意見の相違があるのは仕方ないにしても、政治がすぐに経済へ影響を及ぼしてしまう構図は両国にとって不利益なだけ。韓国以外の近隣諸国を見渡しても、中国やロシアなど潜在的には政治的な対立をかかえた国ばかり。韓国と同じように、経済を含め全面的な関係悪化の恐れは十分にある。米国とばかり仲良くして、近隣諸国と緊張関係を常に含んでいては、日本に武器を売りたがっているトランプ大統領の思うつぼではないだろうか。
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2019年09月21日

台風17号の接近と災害大国日本の未来

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 台風17号の影響で9月21日、那覇市は強い風雨に見舞われた。テレビ報道によれば、午前4時ごろ瞬間最大風速40メートルを超える風を観測したという。今年、沖縄では台風の接近が4回目と多い。加えて、個人的な印象だが、台風通過後も風雨の影響が長く続く傾向がある気がする。台風一過の爽やかさを感じることがない。

 今月千葉県に台風15号が上陸し長期の停電を強いられているように、毎年日本のどこかで都市機能を麻痺させる大型の自然災害が起きている。台風や豪雨による災害はある程度、規模や地域が予測できるのだから、災害の可能性が出た時点で、被害を予想し物資や人員の手配を準備できるはず。ニュースで見聞きするだけだが、行政の災害対応はかなり遅いように思える。

 千葉県における停電の長期化も、人災の面は否定できないはずだが、これから原因追及が行われるのだろうか。我が国では戦争から事件・事故まで責任を曖昧にする風土があるような気がしてならない。2011年の福島第一原発の事故をめぐり、東京電力の旧経営陣の責任を問う裁判で9月19日、東京地裁は旧経営陣3人全員に無罪判決を言い渡した。多くの避難者と犠牲者を生み、今も大量の汚染水が流れ出し、今後何十年かかるか分からない廃炉作業や汚染物質の処理で悩まし続ける事故に対して、「自然災害」と誰も責任をとらないことになる。
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2019年09月14日

批判のない内閣改造報道

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 9月11日に第4次安倍内閣が発足したが、内閣改造をめぐる報道で焦点が当てられたのは、小泉進次郎氏が環境相になったとか、有名ダンサーの友人が初入閣したとか、雑談の小ネタにはなっても国民生活にはどうでもいい話題ばかりである。

 かつては、短期で交代するため、大臣といっても官僚の言いなりでしかないとか、頻繁に行われる内閣改造をメディアがよく批判したが、今回はそんな批判の気配もない。「加計問題」も一時期はかなり取り上げられたが、あの時疑惑の渦中に置かれた人物が文科相に就任したにもかかわらず、今回はほとんど触れられない。

 沖縄担当相の引き継ぎで、新旧大臣の間で「沖縄との間に感情的なもつれがある」という発言があった。沖縄のメディアでは取り上げられたが、大手メディアは焦点を当てただろうか。会見でこの発言の意味を問われた衛藤晟一・新沖縄相は「(国も県も)沖縄振興、基地負担軽減(という一つの方向)に向いているのに、なかなか歯車がかみあわない」と説明したという。

 沖縄戦では本土防衛のための捨て石にされ、戦後は本土の独立と引き換えに、本土より20年長い米軍支配下に置かれ、本土復帰後も40年以上、米軍基地が集中する状況が続いてきたのに、米軍普天間基地の移転先が県内の名護市辺野古になれば、永遠に米軍基地集中が続くことになりかねず反対している。政府には政府の見方があるだろうが、こうした沖縄の考えが「感情的なもつれ」だろうか。国と県の間に横たわる、断層の深さを思わずにはいられない。

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