2020年06月27日

沖縄戦と首里城

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 首里城の観光ガイドを時々しているが、その時は、沖縄戦における守備軍司令部が首里城の地下にあり、そのおかげで首里城が米軍の標的になったことに必ず触れている。大半の観光客は「ふ〜ん」というくらいの反応であり、それ以上質問する人はいない。戦跡めぐりではなく一般的な観光として首里城を訪れているから、当然かもしれない。

 守備軍にあたる第32軍の司令部壕の入り口は、首里城への入り口から数十メートルも歩けばたどり着く。近くには説明版も設けられているが、観光客であふれる首里城内とは違って、ここに足を運ぶ人はほとんどいない。首里城の真下という位置につられたことも重要だが、日本軍の敗色が濃厚だったにもかかわらず、少しでも長く米軍を沖縄に引き留め本土決戦の時間をつくるため、この地で本島南端の摩文仁への撤退が決定されたことも沖縄戦全体に大きな影響を与えた。沖縄住民も南部へ避難し被害がより一層大きくなり、沖縄が本土の「捨て石」になったと言われることも多い。

 6月27日の地元紙によれば、第32軍司令部壕の保存・公開について県が検討委員会を設置する方針を示したという。近くの首里城が多くの観光客を呼んできたのに比べれば、壕の存在はほとんど知られていないのに等しい。保存・公開されれば関心を高めやすいが、まずは壕の存在を広く知らせる工夫は欲しいところである。
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2020年06月20日

聞こえてこないコロナ対策の検証

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 コロナ感染予防のため県をまたぐ移動の自粛要請が6月19日に解除され、県外からの観光客の受け入れが本格化。東京から沖縄に向かう航空便が満席に近いというニュースも流れた。19日午後に、沖縄を代表する観光名所・首里城を歩いたが、ぽつりぽつりと人影を目にするくらい。城近くの土産物屋も半分ほどがシャッターを閉めていた。日常生活で利用する通りは、コロナ感染拡大以前と変わらぬほど、人や車の行き交いがあるが、観光客が戻ってくるにはまだしばらく時間がかかるだろう。

 国会が閉幕となり、都知事選が始まったせいか、コロナ感染をめぐる政策がメディアから聞こえてこなくなった。コロナ対策として様々な施策が打ち出されたが、どの程度意味があったのか分からないものも多い。わが国の政治の悪しき伝統ともいってよいだろう、政策の結果や効果を第三者の立場で評価することがほとんどない。以前、大阪府の専門家会議で、緊急事態宣言は効果がなかったという発言が出ていたが、ニュースで一回取り上げたきりで、本格的に検証する動きは見られない。
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2020年06月12日

沖縄の梅雨明けとコロナ感染

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 沖縄気象台が6月12日、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。那覇では青空のもと、ねっとりとした空気に30度を超える熱が広がり、夏の到来はどう見ても揺るぎない。しかし、自分の芯のあたりで何かしっくりこない違和感が残る。もともと冬でもあまり目にしないマスクが目につくだけでなく、自分でも付けることを迫られる状況が続く。街を行き交う人々の大半はマスクを付け、自分も他人と話をするときはマスクをつける。

 おまけに観光客でにぎわうはずの通りも人影がまばら。2週間ぶりに国際通りを歩いたが、以前に比べれば開いている店舗は多くなったものの、通り全体の半分に達したかどうか。営業する店舗内には、客らしき姿は見られない。いまだに毎日20人以上の感染者が確認される東京では繁華街が活気を取り戻しつつあるというニュースが流れる一方、1カ月以上感染者が確認されない沖縄の繁華街が復活するにはまだしばらく時間がかかりそうである。
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