2023年01月14日

開花を始めた那覇のサクラ

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 那覇市の中心部に広がる緑ケ丘公園でヒカンザクラが花をつけ始めた。注意しなければ見落としそうなほど、まばらで小さな花だが、確実に開花が進むことを感じる。今シーズンは12月に厳しい寒さが訪れた後は比較的暖かい日が続いていることから、例年に比べ開花が早いように思える。サクラの開花は寒さと暖かさのバランスで決まると聞く。

 サクラといえば今日(1月14日)と明日は共通テストが行われる。受験生にとっては「人生が決まる日」と思って緊張しているだろう。後から振り返れば、実際そうであるかどうかは甚だ疑問だが。受験生やその予備軍の勉強を多少なりとも手伝っている立場からいえば、共通テストで試されるのは人生で必要とされる知識や思考方法のほんの一部にすぎない。
何かしらの基準を設けて受験生に合否をつけなければならないから、まったく無意味とは言えないが、受験生を選抜する方法としてはもっと別の
やり方があっていいはずと思う。おそらく、大量の受験生を短期間のうちに篩(ふるい)にかけるとすれば、共通テストやセンター試験の形にならざるを得ないのだろう。

 今後、少子化に伴って受験生はますます減っていくのだろう。これまでのように有無を言わさず、共通テストのような試験で、受験生をふるい分ける方法はだんだん通用しなくなるのではないか。教科書や参考書の内容をどれだけ覚えているかによって学生を選抜するような大学に対して、受験生が魅力を感じず、むしろ大学の方が淘汰される時代が到来することを願う。
posted by テツロー at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする