2023年04月08日
存在感を増すトックリキワタ
那覇市新都心公園で不思議な存在感を醸し出しているのがトックリキワタだ。キウイフルーツのような実が割れ、枝のあちこちにワタがぶら下がる。興味津々の子どもたちが長い棒でワタを落とそうとする。沖縄ではホウオウボクなどと並んで街路樹として定着しているが、温帯には見られないタイプの木であり、南米原産といわれる。幹の中央部分が膨らみ徳利に似たユニークな形は日頃から目をひくが、ワタが実った光景はさらに独特の雰囲気を放つ。実ったタネを遠くまで飛ばすためにこのような形態になったのだろう。生存競争の激しい熱帯・亜熱帯ならではの進化かもしれない(T)。