2023年10月29日
サガリバナが花を咲かせる
今年は自然界の季節がずれているのかと思わせる出来事が続く。もうすぐ11月も近いという今朝(10月29日)、新都心公園を散歩していると、サガリバナが花をつけているのに気づいた。確か、サガリバナといえば初夏に咲くイメージが強かったが。
2023年10月28日
ランタンウオークに沖縄も秋の気配
2023年10月21日
沖縄の新基地と日本の平和外交
辺野古新基地の建設を阻止するため、沖縄県はさまざまな司法手段に訴えてきたが、ほとんど打つ手は尽きたようだ。政府には新基地の計画変更について話し合いも妥協も見られない。迎撃ミサイル基地の建設など沖縄県以外では地元の反対が強いとあっさり撤回するなど、県内と県外の対応の違いが際立つ。司法も沖縄の声に耳を傾ける気配はない。専門家の見解では、司法は新基地建設の意義や実現性は判断せず、手続き論だけで決定しているらしい。日本は三権分立のはずだが、米軍基地を沖縄県内に固定化することが日本の安全保障にとって最良といわんばかりに、行政と司法が足並みを揃えていると思いたくなる。
専守防衛の国といえども米国と同盟関係を結んで、国を守るためには沖縄に基地が必要という主張を認めるとしても、それと並行して軍事衝突を避けるための外交が欠かせないことは誰しも認めるはずだ。しかし、メディアを通じて聞こえてくる日本政府の行動は、ロシアのウクライナ侵攻に続いて中国との緊張関係、さらにイスラエルとパレスチナの衝突と国際的な危機が高まっても、米国の描く外交方針を緩くなぞる以外の気配が見られない。独自の外交をする意志があるとは思えない。
それでも、米国が緊張を緩和する方向で動けばよいが、今のところは一方に武器を渡して軍事衝突を加速させるばかり。米国はエネルギーも食料も自給できるから、多少国際情勢が混乱しても国民生活は大きな影響を受けないだろうが、エネルギーも食料も輸入に頼る日本はたまったものではない。今の時点で物価高は相当のもので、パレスチナ情勢が悪化すれば悪影響がさらに加速することは明らかだ。まさか、日本の政治家はいざとなれば米国が助けてくれると思っているほど楽観的とは考えたくないが。