2018年05月12日

月桃の季節と共同井戸

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沖縄では、月桃が小さなピンク色の花をつける季節であり、同時に梅雨の季節でもある。梅雨といえば、子どもの頃は鬱陶しさのイメージがまとわりついていた。しかし、日本以外に目を向けるようになると、日本が雨に恵まれているおかげで、緑豊かで多様性に富んだ自然が育まれることにだんだん気づく。何より、沖縄の各地で水への祈りの場に触れると、「鬱陶しい」とは言っていられない気分になる。

 沖縄の各地にはかつて地域の共同井戸があった。大きな川や湖のない沖縄では、貴重な水源になっていた。水道が普及した現在では、ほとんど使われていないが、埋めたりつぶしたりせず、祠をたてて今も信仰の対象になっているものが多い。簡素ながらも掃き清められて祠には、水不足に悩まされ続けてきた沖縄の人々の祈りの深さを感じる。
posted by テツロー at 13:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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