2018年11月11日

溝が深まる日韓関係

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 アメリカ・ロサンゼルスに住む友人から韓国系アメリカ人について憤りの言葉を聞いたことがある。第二次世界大戦中、旧日本軍が韓国人女性を慰安婦に駆り立てたとする慰安婦像の建設を韓国系住民らが計画し、仕事中にも慰安婦問題を持ち出し面と向かって日本人を非難するという。友人はもともと韓国人を嫌うタイプでなく、むしろリベラルな考えを持っていただけに彼の発言にはショックを受けた。

 筆者は10年余り前までロサンゼルス近郊に住んでいたが、日系と韓国系の関係はずいぶん変わったと思う。ロサンゼルスの韓国系コミュニティーを取材した時も、日本の植民地時代ついて触れることはもちろん、日本人であるがゆえに不快な思いをした経験はなかった。この変化は、日本国内でも明らかだろう。ほんの10年ほど前までは、韓流アイドルや韓流ドラマを散々もてはやしていたが、韓国に敵意を抱く発言がメディアを飛び交い、「徴用工問題」をめぐる韓国の最高裁判決では非難一色である。

 日韓関係だけでなく世界全体の傾向だろう。意見が一致しない相手と注意深く合意点を探るのではなく、敵とみなして「うそつき」「でたらめ」呼ばわりする。トランプ流の「言ったもの勝ち」スタイルであるが、トランプ大統領は裏に注意深い利益計算が働いている。自分の不利益になる相手ならば、さんざんこきおろすが、利益になると考えれば、手のひらを返したように褒めたたえる。北朝鮮がよい例だろう。しかし、トランプ流に煽られた人々は、「敵」とみなした相手をひたすら憎む。「敵」に少しでも有利になる情報をメディアが伝えても、フェイク・ニュースと頭から否定する。そんなおそれがあるだけに、トランプ流の蔓延は非常に危険である。
posted by テツロー at 21:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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