2019年02月10日

仲島の大石と高層ビル

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 沖縄各地には、霊石信仰の痕跡がみられる。霊石信仰とは石が特別の力を持つと信じること。特に変わった形や色をしているとは思えない石さえ、信仰の対象となり祀られる。巨岩となれば霊力を宿すと考え、畏怖したとしても不思議はないだろう。

 高さ6メートル、周囲25メートルの「仲島の大石」は那覇では名の知られた巨石の一つ。那覇市のバスターミナル構内にあるが、かつてはこのあたりが海岸だった証しであり、近くに遊郭が軒を連ねた時代もある。那覇の歴史を黙って眺めてきた証人でもある。周りには縄が撒かれ前には小さな祠が建てられ、地元では「縁起のよい岩」として親しまれてきた。2階建ての小さなビルがあるだけだった建て直す前の旧バスターミナルでは存在感を放っていたが、バスターミナルの再開発によってすぐ横に地上11階の高層ビルが建つとガラリと雰囲気が変わった。悠然と歩いていた大型動物が行き場を失いうずくまっているかのように見える。
posted by テツロー at 20:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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