2019年03月21日

平成最後のサクラと自己陶酔ムード

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 沖縄ではもともと、花見の習慣がなく、個人的にも友人や会社の同僚と花見をした経験もないせいか、サクラが咲いたから大騒ぎすることにピンとこない。サクラの花が美しいことには異論がなく、その美しさを愛でること自体、悪いものではない。ただ、大勢で飲み食いをして騒ぎ、毎年のことなのにニュースで大々的に取り上げることに違和感が湧く。

 多くの人が集まって時間と空間を共有することで、日常にはない高揚感を得たいのだろう。ここ20年余りは、サクラブームが年々高まり、テレビ各局とも連日、サクラ中継を繰り返し、サクラの名所は見物客でごった返す。この人気を誇るサクラが日本を象徴する花であることは偶然でないだろう。バブル経済崩壊後、日本人は胸の中にぽっかり空いた穴を埋めるものを求めているのかもしれない。

 3月21日、東京ではサクラの開花宣言が出された。ニュース映像でみると、気象庁職員が開花を確認する瞬間に立ち会おうと、判断基準となる靖国神社の標本木のまわりをテレビカメラや大勢の見物人が取り囲んでいた。もともと「はかなさ」「危うさ」が魅力のサクラに、今年は「平成最後の」枕言葉がつけられ、一層盛り上がるシーズンとなるのに違いない。(写真は沖縄のヒカンザクラ)
 
posted by テツロー at 16:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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