2020年09月19日

ついに出た!米軍基地=英語教育論

普天間 オスプレイ 013.jpg

 米国人がたくさんいるから英語教育に生かせる。こんな提案を、沖縄に米軍基地が集中する状況だけを見て言い出す人物が出てくるとは思っていたが、まさか今を時めく河野太郎大臣とは予想外である。しかもテレビの前で堂々と語った。

 基地=英語教育の場を持ち出して、沖縄の住民の多くが「なるほど! それはいい」と頷くはずもない。住民を直接抑圧した27年間の米軍統治に始まり、現在に至るまで、情報の隠蔽、米軍関係者の犯罪、米軍機の事故など多くの面で米軍に対する不信が積み重なっている。それらを全部抜きにしていきなり、米軍に協力してもらって英語教育に力を入れようとはまったく無理な話である。

 もっとも、沖縄の歴史をあまり知らなくも、基地をテコにして振興策なんて考える人は政治家を除けば、ほとんどいない。それが証拠には、米軍普天間基地の移転先として手を挙げる自治体はなく、沖縄県内で決めるしかなかった事実がある。もともと、普天間基地に駐留する海兵隊も本土を拠点にしていた。1950年代の反基地運動に押し出されて沖縄に移転してきたのである。防衛大臣として日米同盟を強調するならば、沖縄と基地の歴史を学ばなかったのだろうか。

 それにしても、本土メディアでは河野大臣=改革者と持ち上げる報道が目立つ。確かに深夜の記者会見は廃止してもよいだろう。しかし、それよりも、一部の派閥のボスが決めたことに、すぐに国会議員の大半が従ってしまうことの方が問題ではなかろうか。まずは国会議員が自らの体質を変えない限り、改革を叫んでも説得力を持つまい。
posted by テツロー at 09:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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