2023年08月12日
台風後に戻ったモノと戻らないモノ
台風6号が沖縄本島南部から去って1週間になるが、那覇市の国際通りを歩いた印象では、観光客の数はほとんど戻ったようだ。週末らしい賑わいを見せていた。しかし、公設市場周辺のアーケード街では、天井がところどころ破れていた。台風6号による被害だろう。半世紀以上が経過し、もともと老朽化が進んでいたから、それ自体は致し方ないだろう。
問題はどうやって修繕するか。台風が長期間、滞留していたから、商店街にとっては観光客が途絶え経営的に打撃を大きいから、アーケードの修繕費の負担は厳しいはずだ。しかも、遠くない将来、アーケード全体の全面改修という課題も出てくる。那覇市の観光業全体にかかわるから、行政が間に入って知恵を出す必要があろう。
また、一般庶民にとっては長期に食料が入らなかった影響が長引き、スーパーなどで食料品の品ぞろえが戻っていない。特に生鮮食料品はいまだに空の棚が目立つ。一時的に棚が埋まっても、商品の絶対数が少ないから、すぐに売り切れてしまう。那覇市の中心街のスーパーでもまだ、このような状況だから、さらなる離島となれば、食料品の入荷は一層厳しいはず。平常時の売り場に戻るにはあとどのくらいかかるか。
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