2019年03月03日

変わらない新基地建設と日本政府

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 辺野古新基地建設をめぐる県民投票から1週間。投票日当日や7割以上が反対という結果が出た翌日は、全国メディアでも注目を浴びたが、その後は県内ニュースを除けば、新基地建設はほとんど取り上げられることはない。政府も建設推進の方針を変える気配もなく、今の時代に本当に「辺野古が唯一の解決策」か、本当に新基地が沖縄に必要か検証するメディアも見当たらない。日本ではいったん政府が決定すると、それを覆すことの難しさを改めて感じる。

 近年の政治ニュースでは、方針転換があれば「ブレた」「変節」として否定的な見方が広がる。果たしてそうだろうか。問題は変更したかどうかでなく、どう変更したかである。変更した結果がよければ「英断」である。

 ほんの1年余り前までは、徹底的にこきおろし、核戦争さえ仕掛けかねなかった北朝鮮のリーダーに対して、トランプ米大統領は対話をもちかけ個人的に称賛する。個々の手法や発言内容は批判を受けても仕方がないだろうが、対話に向けて舵を切ったトランプ大統領の判断そのものは正しい。日本政府は、いったん「これが正しい」と決めると、方針転換は批判や責任追及を恐れてなかなかできない。変化の激しい国際情勢の流れから取り残されかけている気がしてならない。

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2019年02月23日

平成最後に感じる内向きの香り

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 最近、ニュースを聞いてひっかかる言葉がある。「平成最後の」である。毎年行われる行事やイベントには枕言葉のように付けられる。今年、天皇の代替わりがあるから、事実には違いないが、何の意味があるのだろうか。行事やイベントの中身が特に変わっているわけではない。「最後の」という言葉が含む特別感や高揚感、かなり日本人独特の感覚を味わいたいのかもしれない。平成という時代区分は日本でしか通用しないことを考えれば、内向きの香りを感じずにはいられない。

 「平成最後の」は偏見を助長するとか、誰かを傷つけるとかいう言葉ではない。使ってもかまわないじゃないかという見方もできよう。しかし、最近のメディアには内向きの香りが充満する。韓国や中国にうんざりして辟易する一方、日本人や日本文化を褒めちぎり、日本食を絶賛したかと思えば、自分の健康や体調管理に夢中になる。関心はひたすら内向きであり自己満足の世界へ誘う。そんな流れに乗るテレビ番組や報道がやたら目につく。一つひとつはあってもいいのかもしれないが、こうも揃うとうんざりする。巨大な力が働いているかのように思える。

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2019年02月10日

仲島の大石と高層ビル

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 沖縄各地には、霊石信仰の痕跡がみられる。霊石信仰とは石が特別の力を持つと信じること。特に変わった形や色をしているとは思えない石さえ、信仰の対象となり祀られる。巨岩となれば霊力を宿すと考え、畏怖したとしても不思議はないだろう。

 高さ6メートル、周囲25メートルの「仲島の大石」は那覇では名の知られた巨石の一つ。那覇市のバスターミナル構内にあるが、かつてはこのあたりが海岸だった証しであり、近くに遊郭が軒を連ねた時代もある。那覇の歴史を黙って眺めてきた証人でもある。周りには縄が撒かれ前には小さな祠が建てられ、地元では「縁起のよい岩」として親しまれてきた。2階建ての小さなビルがあるだけだった建て直す前の旧バスターミナルでは存在感を放っていたが、バスターミナルの再開発によってすぐ横に地上11階の高層ビルが建つとガラリと雰囲気が変わった。悠然と歩いていた大型動物が行き場を失いうずくまっているかのように見える。
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