2019年02月04日

首里城の御内原地区が新規開園

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 2月1日からグランドオープンした首里城の御内原地区を回ってみた。100人ほどの女官が生活した男子禁制の区域と聞いて華やかな世界を思い浮かべていたが、実際に見た印象では「質素」だった。政治の表舞台である北殿や正殿、南殿は色やデザインで目を引くのに対して、御内原の建物はシンプルで飾りらしいものが見当たらない。豪華とは程遠く、こじんまりとしている。宗教の世界に身を捧げた僧侶たちの寺院に近い気がする。当時の女官たちも、あまり広いとは言えない区域で人生の大半を過ごし、王族と国に身を捧げるために存在したとすれば、それも当然かもしれない。

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2019年01月28日

首里城の大奥で自由と権力を考える

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 首里城公園で1月28日から、御内原と呼ばれたエリアが復元され新たにオープンする。琉球王国時代、王族の私的空間であり、王族以外は男子禁制とされた区域。100人ほどの女官が働き、江戸城の大奥に相当するともいわれる。

 きらびやかに着飾った女性ばかりが行き交う空間と聞けば、興味が湧くところだが、国王本人はうれしかったのだろうかと思う。大勢の女性の中にぽつりと男が一人いても落ち着かないはず。打ち解けておしゃべりもできない。相手が国王ならば、女性側も形にはまったような話しかできないだろう。しかも、王妃をはじめ周りの女性は国王の好みで選べるわけではない。出身家の格式や王家の決まりごとも深くかかわる中、決められる。

 国王に仕えた女性たちはどう感じていたのか。国民の大半が貧しい農民だった時代、国王の居城で働けることは生活が保障され、栄誉なことだったのだろう。しかし、しきたりや慣例にガチガチに縛られ、個人の意志や自由などほとんど顧みられない。もちろん自由に恋愛できない。国王の世継ぎづくりの場をつくり、国王を一般社会から切り離し神秘的な存在に押し上げるため、男子禁制という特殊な世界がつくられる。かかわる人々すべての自由を奪い、誰をも幸福にしない権力組織だろう。

 一方、いったん考えることを止めさえすれば、しきたりと慣例に従って動けばいいのだから楽だったという面もあったのかもしれない。今の時代でも、安定するために自由を差し出す光景がみられる。自分のことを自分で決められず、進んで他者の言いなりになることを選ぶことさえありうる。いずれにせよ、現代の私たちにも権力と自由について考える機会を与えてくれる場であろう。
 
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2019年01月19日

無責任時代の米軍基地と原発

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 1月17日夕方、戦闘機が相次いで那覇市内の上空を北に向けて飛んで行った。機体がはっきり見える高さである。方角から推測するに、宜野湾市の米軍普天間基地を目指していたのだろう。18日は午前中から昼にかけて2〜3時間、空中給油機とみられる黒っぽい大型機が断続的に那覇市上空に現れた。複数の大型機が円を描くように上空をぐるぐる回ることもあった。午後になると、機体の上に円盤状のものを搭載した、早期警戒管制機らしき大型機も姿を現わした。

 近年、沖縄の「基地負担軽減」と銘打って、空中給油機をはじめ軍用機訓練の県外移転が発表されてきた。しかし、現実には、県外からの外来機が毎年のように一時駐留を繰り返している。米軍は軍事予算を削減するため国内の基地を次々と閉鎖しており、そのしわ寄せで、日本政府の経費負担で運営される沖縄の基地を利用する機会が増えているという識者の指摘もある。いずれにせよ、ここ10年間を振り返って那覇市上空を飛ぶ軍用機が増えているという印象はぬぐえない。

 中国や北朝鮮との軍事的緊張関係に備え日米同盟を維持・強化するため、在日米軍は欠かせないという人は多い。だが、それほど大事と認めながら、在日米軍を自分のところで引き受けようとする動きはほとんどない。安全保障の利益を望むにもかかわらず、それに伴う不利益は被りたくない。まったく無責任と呼ぶしかないが、今の日本ではまかり通っている。

 原発についても米軍基地と同じ構図が浮かび上る。先日、財界団体のお偉いさんが、原発の再稼働や新設を推し進めるべきと記者会見で発言したが、この人が原発に対する不安を払拭したり核のゴミ問題を解決したりするために、身を挺して動いてきたのだろうか。すくなくとも報道される部分を見る限りでは、原発政策といえば、札束や権力というアメとムチを使って過疎地域に原発や核のゴミを押し付け黙らせてきたとしか思えない。
posted by テツロー at 10:41| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする