2018年08月04日

新基地建設に反対する理由

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名護市辺野古の新基地建設をめぐり沖縄は正念場を迎えている。防衛省は8月にも、埋め立て土砂を投入し基地建設を本格化する方針である一方、公約として「沖縄に新たな基地をつくらせない」を掲げてきた翁長雄志知事が7月27日、埋め立て承認の撤回を表明した。あくまでも「辺野古に建設することが唯一の解決策」を譲らない政府・自民党は承認撤回を無効化する対抗策を打ち出し、さらには今年11月に予定されている県知事選では、佐喜眞淳・宜野湾市長を担ぎ出し県政を奪還、新基地建設に向けて盤石の態勢を整えようとしている。

 一部メディアでは、辺野古の新基地建設は既定路線であり、日本の安全保障のためにも「悪あがき」は止めるべきという論調が流れる。実際、県外に住む友人からも「沖縄はいつまで反対を続けるのか」と不思議がる声を聞いたことがある。こういった意見が出てくる背景には、戦中戦後の沖縄を苦しめてきた歴史に対する無理解があるのではないかと思う。太平洋戦争中は本土防衛の捨て石にされ、戦後は日本の早期独立や経済成長の取り引き材料にされてきた。沖縄の住民はさまざまな被害を被ったが、その一面に光を当てたのが弊社発行の『沖縄の基地と性暴力』である。詳しい内容は弊社ホームページ(http://www.okinawatanken.ecnet.jp/)で紹介している。
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2018年07月30日

宜野湾市大山区の大綱引き

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 宜野湾市の大山小学校グラウンドで7月29日、大山区の大綱引きが行われた。沖縄では雌綱と雄綱の二つの綱を繋ぎ合わせて引き合うが、大山区の大綱は繋ぎ合わせる先端部分「カナキ」が円環状になっている点が特徴的である。

 前村渠(めーんだかり)と後村渠(くしんだかり)の二チームに分かれて引くが、本番前の「ガーエー」では、それぞれのチームを象徴する旗頭「和気満堂」と「協力一致」が舞を披露し、高さと力強さを競う。旗頭はそれぞれ長さ6メートル、重さ30キロある。続く「アギエー」では、二つのチームが六尺棒でカナキを高く掲げてぶつけあう。本番では、二つの綱がカナキ棒でつながれた後、引き合う。

大綱引きのほかの写真はこちらのホームページへ(http://www.okinawatanken.ecnet.jp/
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2018年07月28日

「国会議員になった『隠れキリシタン』」 

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 今年7月、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に登録され注目を集めているが、江戸時代にキリスト教徒が潜伏したのは長崎や天草地方だけではない。本書「国会議員になった『隠れキリシタン』 ―時代に翻弄された日系二世の肖像―」で紹介する福岡県大刀洗町の今村は、潜伏していたキリスト教徒の多くが明治以降、ブラジルへ移住したというダイナミックな歴史を持つ。

 ブラジルに移住した今村出身者から生まれた日系二世が、本書で焦点を当てる平田進である。彼は青年期を迎えた太平洋戦争前後、ブラジルと日本が敵対関係にある中、2つの国にルーツを持つ二世としてアイデンティティのありかに悩む。戦中を日本で過ごし、戦後はブラジルに戻って政界に進出し国会議員になり、両国の橋渡し役を務める。平田進を通して、宗教の自由が認められたはずの近代日本で、隠れキリシタンの末裔たちがたどった運命、彼らの「それから」を追ったのが本書である。

【本書のタイトル】
国会議員になった『隠れキリシタン』 
―時代に翻弄された日系二世の肖像―

【本書の概要】
 ・大きさ:B5判  ・総ページ数:192  ・発行:沖縄探見社
 ・著者:高橋哲朗  ・定価:本体価格1400円+税

【本書の構成】
 第1章 福岡県大刀洗町(今村)
 第2章 開拓地に教会を
 第3章 ブラジルに日系人学校を設立
 第4章 二つのナショナリズム
 第5章 戦争協力アナウンサー
 第6章 検閲の時代と日系二世
 第7章 ブラジルで「異分子」から再出発
 第8章 大臣からテロリストまで
 第9章 「ブラジルブーム」の陰で

さらに詳しい内容や購入方法についてはこちらのホームページへ(http://www.okinawatanken.ecnet.jp/)

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