2024年08月09日
もしトラと沖縄
軍事でも経済でも世界最強の国・アメリカで、トランプ氏が大統領に返り咲けば世界が混乱する。そんな前提でメディアは「もしトラ(もしトランプ氏が大統領選に勝利したら)」なる言葉を爆発物かのように恐れて使う。しかし、専門家のち密な分析を待つことなく、トランプ氏の発言はアメリカ人の本音。特に安全保障面では、他の人物が大統領になっても本音の部分は変わらないはずだ。「アメリカ軍に守って欲しければカネを出せ。出さないと守らないぞ」。ウクライナの例を見ても分かるように、カネを出してもアメリカ軍は守らないだろう(武器支援はしても)。
単純に考えても分かることだ。自国の軍隊や領土で被害を出る危険を侵してまで他国を守る行動に出るだろうか。これまでにも、在日アメリカ軍は日本を守るために駐留しているのではないと、アメリカ政府関係者は公式に認めている。今の日本では、基地や資金を提供すればアメリカ軍が日本を守ってくれるみたいな意見が蔓延しているが、「もしトラ」を機にもう一度落ち着いて考えてみる必要がある。少なくともアメリカ軍や自衛隊の基地を沖縄に押し付けておけば、安泰という固定観念は終わりにしなければならない。
2024年07月31日
変わりゆく那覇市公設市場界隈
今日(7月31日)、那覇市牧志公設市場に行ってみると、市場建て替えのために取りはずされたアーケードが再建されていることに気づいた。昨年3月に新装オープンしてからずっと、周辺のアーケードが外されたままで空が見えていたから、アーケードが戻ると少々暗くなった印象がある。しかし、これによって国際通りからアーケードがつながり、雨の日でも傘をささずに公設市場にたどりつけることになる。
この日、界隈を歩いてそれ以外にも変化を感じた。一段と飲み屋の数が増えた。しかも、店員は一段と、南アジア系(おそらくネパール人)の女性が目立つ。コンビニは以前から南アジア系の人が多かったが、市場周辺の居酒屋でも多数派を占めつつある。また、公設市場の鮮魚売り場に中国系らしき観光客が戻っているが、高級鮮魚を気前よく買う光景は減っているように思える。かつては、中国系の観光客が1階で好みの魚介類を買って、2階の食堂で豪快な船盛にして食べる姿をよく目にしていた。ところが、最近は1階でスマホを使って珍しい鮮魚の写真はとるものの、2階で目立つように船盛を囲む観光客の姿はあまり見なくなった。財布のひもが固くなったのかもしれない。